厚生労働省の最近の発表によると100歳以上の方が平成の30年間で23倍にも増え、7万1千人を超える数になったそうです。調査が始まった1963年に153人、平成元年に当る1989年に3,078人、1998年に1万人、2012年に5万人を超えたそうです。
高齢者の長寿はほんとうに喜ばしいことですし、嬉しい事だと思います。高齢者が元気で楽しく暮らせる社会の実現を志す政治、行政を期待します。
公的な年金だけでは老後の生活が心配です。とか老後の生活のために自分で2,000万円は貯めておかねばならないです。とか色々と老後の心配をかきたてるニュースが飛び交っています。長生きをすることが大きなリスクになるといった風潮さえ見られます。
自分の長くなる老後のためにとこつこつと貯めてきた老後の生活資金にも相続税はいや応なくかかってきます。
その相続対策の一つとして生命保険の活用も考えられると思います。生命保険金は、法定相続人(子供がいれば配偶者と子供)1人当り500万円が非課税となります。誰か一人がもらっても「500万円×人数」の金額が非課税となります。この生命保険金を掛けるときに注意したいのは、自分が長生きして生活費として使えるもの(必要なときは解約ができ、解約をしても損が大きく出ないもの等)であることが大事です。解約することなく自分が亡くなって相続人が相続財産として受けとったときは、非課税となりまた納税の資金として使えるように保険の種類や保険受取人についても充分に考えなければなりません。
私どもの会計事務所ではそれぞれの方にあった身近な相続対策、少し難しいが時間と労苦をかけての相続対策、と色々と相談にのらせていただいています。
何でもご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘