個人所得税での配偶者控除は、家事を担う専業主婦の役割を重視して54年前に創設されたそうです。その当時、女性は就業せず家事をするのが主流でしたが、その後女性の社会進出が進み、時代にそぐわなくなったということでしょうか。税制が女性の社会進出を阻んでいると批判されての改正だそうです。
相続税を含め、税制は社会の変化につれて次々と改正されています。節税対策は、それらの改正の方向性を早くつかみ、誤りのないものにしていかねばなりません。
相続税対策をする時にも、所得税やその他の税のことも考え、総合的な税金対策をしていくことが大事であると思っています。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘