” 子供に負担をかけたくない “と、地方にあるお墓を自宅の近くに移したり、新しく購入したりする人が多くなってきているようです。
子供たちが遠い自分の田舎の墓参りには行ってはくれないだろう。行ってくれるとしても、その墓の管理を含め大変な苦労をかけることは目に見えている。そのような苦労をかけないために自分の住んでいる土地の近くに墓地を購入し、お墓を新設して田舎の墓から改葬する人が増えているようです。
墓地購入、墓の新設、改葬の費用は相当高額なものになってしまうようですが、墓地やお墓は仏像などと同様に相続税法上、課税されない祭祀財産とされています。亡くなってから購入すれば、相続税の対象となる財産の中から費用を捻出しますが、生きているうちに購入すれば、その費用は相続財産の対象にはならないのです。” 子供に負担をかけたくない “という想いを実現させながら税金を安く出来るすばらしい相続対策だと思います。
自分の代で墓問題を解決しておこう、子供に迷惑をかけないでおこう、という想いを相続対策のひとつとして一緒にお手伝いさせていただければと思います。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘