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故郷 帰れないけど・・・

    孫2人、息子夫婦、私共夫婦の6名で私の郷里壱岐(長崎県の玄海灘の孤島)にお墓参りに行ってきました。郷里の海、山、川、田畑はいつ見ても美しいし、思い出深いものです。
 私は郷里の壱岐高校を出た後、島を離れてしまっていますが、父を50年前に亡くし、母を26年前(最後の一年だけは奈良で一緒に暮らしました)に亡くしました。母が壱岐で一人暮らしをしている間は、毎年お正月とお盆の二回は必ず帰郷していました。母が亡くなってからは、お盆前後に年一回お墓参りに行くのがやっとになってしまっています。
 父は長男の私がいずれ故郷に戻ると信じていたと思います。もし体が二つあったなら” 故郷にも住みたいけどなぁ! “と思うこともある私です。住んでいた家は母が奈良に来て空家になり、朽ちていく家を壱岐で嫁いだ妹が” あれが自分の実家 “と言われるのがつらい的なことを言っているのを聞いて、数年前に思い切って解体しましたので空家の心配はありません。田畑や山林は借りてもらえる人もなく、管理してもらえる人もなく、荒れ放題になっています。私のところだけでなく、そのような空家や荒れた土地が残されたままになっている状況を目にしました。
 進学や就職を機に都市部に出て、退職後も郷里に帰れない・・・。現在の地方の田舎の町の状態そのものが、この島にもおきています。私が郷里にいた頃は人口5万人と言われていましたが、現在は人口2万7千人を割っているそうです。島に残って頑張ってくれている人も苦労されています。
 最近、観光ということが壱岐の島でも注目されています。島に何軒もあるホテルや旅館も平日でも取れないことがあります。壱岐の島は古代からの歴史、文化遺産を多数持つ、風光明媚な土地です。” 日本遺産の島 “という認定を国もしてくれています。
 壱岐の島で観光の活用こそが島存続の大事な要となるのではないかと強く感じました。島でも色々とその工夫がされていました。地元に残って頑張られている方々の活躍を祈りつつ帰途につきました。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘

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