先日、墓地の契約をしている霊園にお墓の石碑の相談に行ってきました。奈良の地にお墓を持ってこそ奈良の人になれると強い想いを持って墓地だけは10年以上前に確保していたのですが、なかなかお墓の建立にまでたどり着けませんでした。
私は郷里を玄界灘の孤島壱岐島(長崎県の壱岐市)に持つ身です。郷里に田畑や山林とともにお墓を置いたままになっています。私は郷里で高校卒業まで過ごしていたので懐かしさもあり、毎年お盆の頃に妻と息子夫婦、孫2人の計6人でお墓参りに行ってます。私が行けなくなった後、子供や孫達が墓参りに行けるだろうかと気になっています。
私の元気なうちに墓は奈良の地にきちんと建立しておかなければという思いが深くなり、相談に行きました。
郷里壱岐から現在のお墓の墓石を持ってきていいのかということに対しては了解を得られました。了解が得られるとまた悩みます。たくさんある先祖のお墓を地元に嫁いだ妹が管理してくれていたのですが、妹も歳をとり管理が大変なので、7年前に「野口家先祖供養塔」という一基のお墓にしてお参りしてきたものです。これを全部私の奈良に持ってきてしまっていいものか。残しておくと子供や孫に遠い地に毎年墓参りに行かねばならないという、負担、義務感を残すのは私の希望するところと違う。と、悩みはつきません。
結局、郷里のお墓を持ってくるという方法はとらず、こちらで新しいお墓を作り、ご先祖様の霊は奈良の地に移ってもらうことにするという想いを固めました。
遠い郷里にお墓を持っている方は、私だけではなく将来のお墓の管理、維持で色々と悩まれていると思います。
私どもの事務所では節税に関することはもちろんですが、税金以外の色々な悩み事も一緒に考えさせていただいています。何でもご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘