来年4月に予定されていた10%への消費税増税を平成31年10月まで2年半延期されることが本決まりのようです。
だれしも税金が上がるのは嫌です。ただ消費税増税の再延期を喜んでばかりではいられません。「財政再建の取り組みは予定通りやっていく。」「社会保障の充実は消費税増税を再延期してもやっていく。」と政府は言っています。
一方、法人税は企業が海外に出ていってしまうことがないように法人税率を下げていく方向になっています。
所得税や相続税のさらなる課税強化につながるようなことがなければいいがと懸念しています。
タックスヘイブン(租税回避地)を活用して税を逃れようとするような超富裕層に相続税負担が大きくなるのはしょうがないと思うが、自分の老後に子供達になるべく世話にならないようにとか、子供や孫達が健やかに生活できるようにと一生懸命に働いてコツコツと蓄えたささやかな財にも相続税という大きな負担を強いる現在の税制に疑問を持っています。
そうはいっても、現行の税制を受け入れざるを得ません。現行の税制のもとで税の負担を最大限少なくする方向を追い求めるのが私共の仕事と思っています。
それぞれの方にあった節税対策、節税方法を一緒に考えていきたいと思っています。何なりとご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘