お盆に墓参りが出来なかったので郷里壱岐(長崎県の玄界灘の孤島)に遅ればせながら墓参りに帰ってきました。子供の頃走り回った海や山や川は50年前と何ら変わりなく私を迎えてくれているような気にさせてくれました。
長男である私が田畑や山や家をほったからしにして出てきてしまい、残されたこれらの不動産は荒れ放題になっています。そういった状況が多く目に入ってきました。50年前は人口5万人と言われていた島の人口も今は2万8,000人を切っているそうです。新聞等で言われている消滅集落になりそうな集落も珍しくないようです。
こうなると所有の不動産はまさに「負動産」になってしまっています。何の利用も出来ない、借りてもらえない、売ることも出来ない、固定資産税は毎年かかってくるという状態です。島に留まってくださっている方々は観光とか移住とか色々と工夫をし、島の活性化に並々ならぬ努力をしてくださっています。
これが人口減少が急速に進む日本の社会の縮図ではないだろうかと感じてしまいました。
私どもはそれぞれの地でそれぞれの環境のもとでその地の活性化の働きをしていくしかないと思って帰ってきました。私どもは税理士として税の節税を通じて関係させていただく方の財産を守り、その地の活性化のお役に立てればと思っています。何でもご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘