私は長崎県壱岐(福岡の北方にある玄界難の孤島壱岐島)の出身ですが、先日7月7日に関西にいる壱岐出身者で創っている” 関西壱岐の会 “という会で年1回行う集い(総会および懇親会)に参加してきました。私もその会の理事の一人として長年かかわっているものですからその日も朝早くから準備にたずさわらせていただきました。郷里壱岐からも市長等郷里の名士もお迎えし会員200名余の集いとなりました。
集まった人たちとなつかしい話しを郷里のことばで語り合う時間はとても楽しい時間でした。皆、楽しい語りの中にも” 郷里に帰りたい、不便な地でもあんなすばらしい地に “という思いを胸に持ちながらの語り合いでした。
私の隣の席の方からは「 いま自分は大阪で仕事を持ち、子供、孫達もこちらで生活しているので生きている間は壱岐に帰るというわけにはいかないと思う。しかし自分が死んだら郷里の墓に入れてもらおうと思っている。最近そういう話を妻にしたら『 子供や孫が大阪に住み、仕事を持っているのに、私は壱岐のお墓に入るのはいやよ 』と言われてしまった。家内とは仲良く次の世も一緒にと思っていただけにショックです。」といったお話を聞きました。
私は郷里壱岐の先祖の墓(霊)を奈良の地に移っていただこうと準備しているところだけに心を痛くしました。
私どもの事務所に来られる方には、相続税の節税対策、将来の遺産分割対策、納税資金対策等の相談が多いのは当然ですが、お墓のこと、相続してもらえる人がいないということ等色々な悩みを聞かせていただくことも多いです。
一緒に考えさせていただいています。何でもご相談下さい。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘