お盆前に、郷里長崎県の壱岐(玄界灘の孤島壱岐島)に帰ってきました。お盆の前後にお墓参りに毎年帰郷していますが、今年は単にお墓参りにということではなく、鎌倉時代に蒙古来襲の備えとして派遣された防人の一人であったと言われるご先祖様に繋がる野口家の墓を奈良の地に移っていただくためのお迎えの帰郷でした。先きの7月1日付の当事務所ブログで書かせていただきましたが、私が長い間考えて考えてのご先祖様の魂を奈良の地へということです。
8月10日に郷里のお墓の神官さん(私の家の宗教は神道なのです)のもとで”御魂抜き”の行事を行いました。神官さんにいただいたご先祖様の御魂の入った”お墓の土”を少し持ち帰りました。野口家の墓が壱岐の地から消えるのは非常に寂しいと言っていた福岡在住の93歳の叔父も壱岐に来てくれ、壱岐に住む親戚(妹夫婦、従弟夫婦、従妹夫婦等)と一緒に私の想いを受け入れてくれ、送り出す”御魂抜き”の儀式に参加してくださいました。
次は奈良の地での”まつりごと”です。今月末(8月31日)に奈良の地で新しく創ったお墓にご先祖様にお入りいただくための”清祓式(きよはらいしき)”を奈良の地の菅原天満宮の神官さんのもとで、奈良の新しいお墓で行っていただくことにしています。
これが終われば私がこの40年間念願し続けてきた「奈良の人になる」という想いが実現してきたように思います。
相続人として親から受け継ぐものは、財産だけでなくご両親の色々な”想い””ご先祖様の魂”といったものもあると思います。そのようなこともご相談くださる方と一緒に考えながら相続税の最良の節税対策を考えさせていただいています。何でもご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘