10年以上前になると思いますが、公正証書による遺言をしておきたいとの相談があり、そのお手伝いをさせていただいたのがご縁で、色々とご相談をいただいていたご高齢（95才）のご婦人が先日亡くなられてしまいました。自分の歩んでこられた人生のこと、今後の生活のこと、自分が亡くなった後のご先祖様のまつりごとをどうしていくか等いろいろと悩まれていました。
　ずっと一人暮らしをされ、色々と考えられることも多かったからでもあるでしょうが遺言書もその後２度書き直しをされました。ご先祖様のまつりごとを一番心配されていたようで、そのために新しく養子縁組もされたりして遺言の書き換えになりました。
   ご先祖のお墓もですが、その流れ、魂（たましい）を大事にということは相続では大事なことであると強く感じました。それが日本の文化となり日本のよき風土を創ってきたとも思います。
   そんなことを想いながらその方との色々な思い出を回想しながらお別れの告別式に参列してまいりました。
   この方の遺言書では遺言執行者に私ども税理士法人野口会計事務所が指定を受けていますので、法定相続人の同意なしに遺言通りに不動産登記手続き、預貯金・株式等金融資産その他の資産の名義変更、解約、払い戻し並びに処分等を行うことが出来ます。早急に行わせてもらわなければと思っています。
    相続税申告は遺言執行とは別ですが、私どもの最も大事な業務領域ですので改めて依頼を受けて相続税の最大限の節税をしていかなければと考えています。
    私どもでは相続税の最大限の節税を色々と考えていくのは当然ですが、それ以外の相続に関することも色々とお手伝いさせていただいています。何でもご相談ください。