固定資産税が増えるので、住めなくなり危険と思われるほど古くなってしまった空き家を撤去しないでそのままにしていると問題視され、危険だとか不衛生だとか問題のある空き家が建っている土地についての固定資産税の優遇処置が見直され固定資産税が6倍になるそうです。
ただ、空き家が増えるのは固定資産税の制度だけではなく、人口が減少している日本ではどこにでも見受けられます。特に、地方の過疎地といわれる所では跡を継ぐ若い人がその土地に住むことが出来ずに住居が空き家になってしまっていることが多いと思います。
過疎化対策として学生さんに奨学金を出し、卒業後もそこに住んでくれれば返済がいらないといった制度を作ったりする自治体もあるようです。若い人たちが田舎で住むということはその田舎に働く場があることが必須ではないのでしょうか。
日本の隅々まで景気が好転し、田舎でも住んで働ける場ができることを期待したいです。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘