大病院で紹介状なしで受診をすると、初診の時に通常の診療代の他に3千円前後の追加負担を求めている所が多いと思います。
2016年度からは、紹介状なしで大病院を受診する患者には窓口で5千円の追加負担を求めることになるそうです。この5千円は最低額で、病院の判断で5千円を超す金額を請求してもよくなるそうです。2回目以降の受診でも千円~二千円程度の追加負担を求めてもよいというのが厚労省の方針だそうです。
高齢者には今かかっている診療所の先生に「先生のところでは治らないので大病院を紹介してください」と言えない” 心優しい人 “” 気弱な人 “が多いのではないでしょうか。
最近、社会保険制度でも税制でも、高齢者に厳しい制度改正が次々とされているような気がしてなりません。
戦後、厳しい環境の中で必死に働き、食べる物も充分食べず、贅沢は敵、と慎ましく生活をし、老後のため、子供や孫のため、と蓄えてきたささやかな蓄財にも税をかけるとした平成27年1月1日からの相続税改正も高齢者いじめと思えてなりません。
私たちはそのような税負担を少しでも軽くする方策を追い求めています。
何なりとご相談ください。
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘