7月上旬発生した西日本豪雨では、山から平野まで、懸念されていたあらゆるタイプの災害が広い範囲で発生してしまいました。被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
不動産を所有していることの大きなリスクを感じています。災害に遭った土地・建物は大きな被害でその価値を大きく下げているでしょう。建物等についてはその価値を0にするだけでなく、撤去に大きな負担を負うところも多いと思います。今回の災害には直接は遭遇しなかった土地でも近隣の土地の評価は大きく下がることになってしまいます。
砂防ダムが破壊して大量の土砂が民家を襲うとか、ため池が決壊して死者が何人も出るとかいう大きな被害も報道されていました。
私も郷里(長崎県の玄界の孤島、壱岐市)に山林や田畑を荒れ放題にしている一人です。不動産が固定資産税を払うだけで何も利用出来ないのは諦めていますが、今回の災害を聞いて大きな心配が一つ出来てしまいました。
戦後の食料事情の悪い時に、私の父が米を作ることが大事だとの思いから大きな借金をして作った” ため池 “が私の所有として残っているのです。もう田んぼも作らないので、ほったらかしにしてあるのですが、今回の水害のような被害を起こすようなことになったら大変です。どうするか頭痛の種になってしまいました。
私のことは田舎のさらに田舎の話ですが、今回の大きな災害のように不動産を持つということには、リスクもあるということを常に考えて相続対策等の相談に対応していきたいと思いました。
相続のこと、相続税対策のこと、何でもご相談ください。一緒に考えさせていただきます。
土石流・決壊 様々な災害多発
税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘